「認証かごしま材」とは、鹿児島県内で育成、加工された丸太・製材製品の中から用途ごとに品質・寸法・乾燥等が日本農林規格(JAS)を満足している製品のことです。
認証かごしま材の3つのポイント
1.JAS規格2級以上の品質
2.JAS規格に準じた寸法
3.JAS規格に準じた乾燥
木材市場には品質や性能の不明確な製材があふれているのが現状です。粗悪な製材品は、たわみやすく狂いが生じ、住宅の強度に多大な影響を及ぼしてしまいます。製材品の品質(強度・含水率等)の見極めは見た目ではわからないので非常に難しいです。そこで農林水産省が制定した日本農林規格(JAS規格)に合格した製材製品=JASマーク付き製材製品を使用することが、間違いの無い選択であると言えるのです。さらに「認証かごしま材」であれば、「JAS品質+地元かごしまの木材」であるということになります。高温多湿で台風の多い過酷な環境を耐え抜いてきた鹿児島の木材は強度があり、湿度の調整も行います。地元で育った木で家を造ることは、その土地に最も適した家を造るという事なのです。ただ「認証かごしま材」は高品質であることを保障されている分、市場で仕入れをすれば非常にコストがかかってしまいます。尾辻建設の場合は「認証かごしま材」を自社工場で生産しているわけですから、大幅なコストダウンを実現することができるわけです。
地材地建
「地材地建」この言葉は鹿児島県で発案されました。県内の豊富にある木材を使って県内の工務店が住宅を建設するという意味です。高温多湿で台風の多い過酷な環境に耐え抜いてきた木材は強く、湿度の調整も行います。地元で育った木で家をつくること。それはその土地に最も適した家をつくるということなのです。
■地域の環境を守る
地域の木材を積極的に使用することは地域の森林えお保全し、地域の産業を支えるとともに、水資源の涵養や災害の防止に貢献します。
■健全な森林をつくる
木材の大きな供給源である人工林を常に健全な状態に保つためには、間伐材の手入れに加え、伐採の時期を迎えた樹木を伐採し、そこに新たな植林を行い、森林の適正な更新を助けていかねばなりません。つまり、地域材の利用促進、「地材地建」が森林の適正な更新のために何よりも必要なことなのです。
■森林が地球温暖化を防止
樹木は、成長する際に大気中の炭素を吸収します。このため森林は地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素の吸収源として大きな期待が寄せられています。京都議定書では、日本の温室効果ガスの削減目標を1990年レベルの6%としており、そのうち3.9%は森林等での吸収により達成する予定です。つまり成熟段階にある樹木を適切に伐採して木材として利用し、伐採した分はまた若い木を植えて旺盛な吸収を促すことが、森林の炭素吸収機能を最大限に発揮するために必要であり、このことが地球上の二酸化炭素量を削減することにつながるのです。
■地元で使う利点
木材は一般的に大きくて重い材料です。木材の産地が遠いほど、必要となる運搬のためのエネルギーは大きくなります。そうした意味でも地元で生産された木材を使用することは地球にやさしい選択といえます。
木材へのこだわり
■「いい家をつくる」ために自社の製材工場があり、専門の木の職人がいます。
■国産材、特に地元材は外材に比べ、明らかに耐腐食・耐シロアリ性にすぐれています。
■自社で伐採・加工するので流通コストやマージンが一切かかりません。良質の木材を格安で提供することができます。
■家づくりの主要材料である木材の生産地、製造過程、生産者の顔が見える会社です。木に対する自信とこだわりがあります。
尾辻建設製材工場
1.地元指宿の森林で原木を切り出します。
2.自社製材工場で原木を割ります。
3.全自動蒸気式木材乾燥機で乾燥させます。
4.柱材、床材、壁材など用途に応じて加工します。
5.モルダーでフローリング等の製品に仕上げます。
6.自社木材で家具の作成も行います。
木材の流通過程のちがい
■一般的な木材流通の流れ
森林で原木を伐採してから、新築工事現場に到達するまでに実にたくさんの工程を経ます。この間に、たくさんのコストやマージンがかかるのは当然のことながら、運搬時にたくさんのCO2を排出することになり環境負荷も大きくなります。
■尾辻建設の木材流通の流れ
尾辻建設では、家づくりに最も適した地元指宿産の良質な木材を伐採し、自社製材工場において加工します。一般的な木材流通過程と比較していただくと一目瞭然で、いかにコスト及び環境負荷を抑えているのかがご理解いただけると思います。